Nikon SPがやってきた。
先日友人からお爺様が使っていたというカメラをいただいた。もらった時は古いカメラなんだなくらいしか感想はなかったのだが、調べて行くとなかなかどうしてのカメラであった。
Nikon SP。1957年9月の発売の国産レンジファインダーのトップに位置するカメラ。
レンジファインダーと言われてもピンとこないのですが、ファインダー覗くと被写体が二重に見えててレンズのフォーカスリングを動かして二重の画像をピタリと重ね合わせてピントを合わせる仕組み。自分で書いててよくわかってないのがバレバレなんだけど一眼レフとは違いミラーがないミラーレスカメラって感じ。Nikon SPでググれば先人のHPやブログがひっかかるので詳しくはそちらを参照してちょ(笑)
60年くらい前のカメラなんで少しやれてる感じはあるが触った感じ問題なく動く。レンズも2本いただいてて5cm F1.4と3.5cm F2.5の2本。
NIKKOR-S 5cm f/1.4
W-NIKKOR 3.5cm F2.5
どちらもSマウントのレンズ。ちょっと知識がなくていまいちSマウントのことがよくわからないんだけど、見た感じ両方とも状態はすこぶる良い。標準と広角の2本はとてもありがたい。
そして試写。フイルムはSolarisの36枚どりISO200。10年くらい前に使用期限が切れてるヤツ。ちゃんとしたの使えって感じだけど早く使わないともったいないからさ(笑)まずはNIKKOR-S 5cm f/1.4から。
1stショットはこちら。露出が合ってないね。このカメラには露出計がないので勘で決めたのが裏目に出たか。
2ndショットは指が入ってた(笑)フォーカスリング動かすのが慣れなくてさ。仕方ないよ。
自撮り。セルフタイマーもばっちり動きました。
ピントがあってないからなのか露出がちょっとオーバー気味なのかわからないが全体的に甘々なホワンとした雰囲気。ちゃんと撮るなら露出計が必須なのかも。
つぎW-NIKKOR 3.5cm F2.5。
広角でパンフォーカスだからかピントもいい感じでキレイに写ってる。勘だのみの露出もいい感じだと思う。
やっぱりちょいちょい指が写ってるんよね(笑)レンズを通った絵がファインダーに映し出されてないから気づきにくいんだよね。この先もちょいちょいやっちゃいそう。
シャッター幕がすこし汚れててたからどこかに穴とか空いてないか少し心配してたんだけど、出来上がった写真見る限り不具合は特になくて安心しました。
今度はモノクロフィルム入れて撮ってみたいかな。なんか雰囲気でそうじゃん。大事に使ってそのうち次世代の人に譲ることができたらいいなぁーなんて思わせるカメラです。次世代の頃はフイルムはないかもしれないからアレですが(笑)